1305未病の日 制定

 今年から12月17日は「未病の日」として、新たな記念日として誕生しました。日本医科大学連携教授でもある福生吉裕を理事長とする日本未病システム学会が制定しました。「養生訓」と言う健康に過ごすための生活指南書を書いた、福岡藩の儒学者「貝原益軒(1630年12月17日〜1714年10月5日)」の誕生日が所以です。

 当日、日本医科大学付属病院近くの橘桜会館にて、未病の日制定記念フォーラムに参加してきました。フォーラムでご講演をされた日本薬科大学学長の丁宗鐡 氏の内容の一部を紹介します。

 抄録より「かつての日本では、健康であることは『自己責任』でした。しかし現在、日頃は全く健康に注意を払わない人が、体調を崩したときにだけ病院に押しかけます。つまり、自らの健康問題を医療スタッフに丸投げして自分が主体となって病気を防ぐという姿勢が希薄になっているのです。

 歴史に淘汰されて残った漢方医学には、健康に関する多くのノウハウがあります。それは天珠を受け入れる生命観と、中庸を理想とする健康観です。」以下略

講義内容まとめ
 西洋学的に人の健康を考えると(西洋学的パラダイム)
 :健康→病気→脳死→死   病気を火事と例えると、水の量で病気を治す考え
 東洋(漢方)学的に人の健康を考えると(漢方学的パラダイム)
 :健康→未病→病気→死   病気を火事に例えると、火元の特定で病気にならない体へ戻す

 漢方的に健康維持は「摂養」が極めて重要視されています。摂養とは、健康を維持するために家族単位で養生、摂生、保養を行い、未病のうちに手当てすることです。
養生とは、何をどう食べるか、と言う栄養の取り方を言います。摂生とは、生活習慣の注意点等セルフコントロールのことを言います。保養は休息等を含めたセルフケアです。

30分という短い時間でしたので、摂養の入り口しか紹介されませんでした。講義の後半は今のアメリアの健康についての取り組み方についてあり、それこそ江戸時代で実践されていた養生訓そのものである、と紹介されました。アメリカでは20年前から未病の考えを取り入れています。マルチビタミン・マルチミネラルががんのリスクを下げることが化学的に証明され、そのためにアメリカはサプリメント先進国となっています。今から日本が取り組もうとしている健康寿命延伸は、未病対策なのです。

 アメリカは20年も前から未病へ取り組み、「統合医療」へ舵を切りました(統合医療については機会があれば説明します)。日本では江戸時代にすでに統合医療に似た養生訓がありました。日本は西洋医学へ舵を切り、そしてまた江戸時代の養生訓へ戻ろうとしているのです。歴史は繰り返すのでしょうか。

 日本も食の欧米化と言われ40年ほどが経ちました。肥満になる人は大人だけではなく小児も増え続けています。野菜の摂取も少ないためビタミンやミネラルの摂取が減り、糖質や脂質の過剰摂取も問題です。摂養を日本に広め病気にならない人が増えなければ、日本の医療は崩壊します。セルフメディケーションという大きな枠から摂養という指南書が存在する健康管理へ、健康を自分ごととして捉えられる国にしていきたいです。

 サプリメントを食べている人が特殊ではなく普通。そのサプリメントも生産地が特定でき余分な添加物等が含まれない高品質へ進む健康先進国になって欲しいですね。肥満は地球全体の課題、自分ではなく家族、自国ではなく全世界、大きな視点で何を選ぶかを考えたいですね。

#統合医療と摂養はほぼ同義#マクガバン報告#食源病#未病#12月17日#ベースサプリメント#貝原損軒#江戸時代

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