1472 新薬の使用と財政

このブログは薬剤師である筆者がセルフメディケーションの本質は何か、健康とはどんな状態のことか、三日坊主で終わってしまわないための意識や心構え等、今の状態から少しでも成長したい変わりたいというあなたに向けた実戦型ブログです。

読んでわかった気になっているだけで、何も行動を起こそうとしない方、現状打破に情熱を注げない方は、このブログを読む時間が勿体無いですので、ほかのことに時間を活用してください。

最後に実践のためのお題を出しています。必ず紙のノートに書いてください。書くだけでなく実践も行ってください。実戦なくして成長なし、あなたの健康はあなただけのものではありません。あなたの周りの人の健康もよくするために実践者として経験を広めてください。

保健指導リソースガイド記事より
<a href=”http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2018/007422.php&#8221; >日本で未承認の「抗がん剤」は65種類 8割が100万円超 患者の負担が重い</a>

医療費の高騰が今後も続きます。2017年度の国民医療費は約42兆円、日本の国家予算の4割を超えています。2025年には団塊の世代が75歳以上になり、医療費の大幅な伸びが確実な状況です。

医薬品の使用についても、後発医薬品といってすでに販売されている医薬品(先発医薬品と言います)と同成分・同効果効能の医薬品を使用することで医療費の抑制を進めています。後発医薬品は、臨床試験などを省略することで開発費が少額な分、価格が先発医薬品の半額以下で販売できます。医師が処方する医薬品の約7割が後発医薬品ですが、それでも医薬品にかかる費用は思うような抑制ができていません。

医薬品の開発は、記事にあるように抗がん剤がメインです。患者数の多い高血圧や脂質異常症への新薬開発はあまり行われていません。開発費用に対する利益が少ないことが原因です。生活習慣病で開発が活発なのは糖尿病くらいです。

抗がん剤もより効果の高い成分が開発・上市されています。数百億円をかけて新しい作用機序(どのように効果が出るかの仕組み)でがん細胞を退治する医薬品は、自ずと価格も上がってしまいます。また、がんでも患者数の少ない疾病ではさらに医薬品の価格は高額になります。

最近の抗がん剤は、効果があるかどうかは「飲んでみないとわからない」ものがあります。塩野義製薬の「オプジーボ」のように、しばらく服用しても効果が見られなくても、突然効果が出始める医薬品もあります。オプジーボは薬価が緊急的に半額になる前は、年間の医薬品代だけで3,500万円でした。飲み続けても効果が出るかどうかはわからない医薬品に年間3,500万円かかるのです。

抗がん剤が効果があるかどうかを調べるための、「診断薬」が存在します。抗がん剤を投与する前に、その抗がん剤が効果があるかどうかを他の医薬品で「試験」するのです。この診断薬も高額で、医療費高騰の原因の一つです。抗がん剤のドラッグラグを解消するためには、医療費の高騰とともに進めていかなければなりません。新しい抗がん剤が新たに1人の患者さんに投与すると年間数百万円、100人だと数億円にも上ります。日本人の2人に1人ががんになる時代、新しい抗がん剤で治療したいのは当然の権利です。一方で日本の借金は1,100兆円を超え国家予算の3割強が国債という財政状況の中、とても苦しい判断をしなければなりません。

糖尿病も今後増加する病気です。何十年も薬を服用または注射し、最終的には腎臓が壊れて人工透析を行うと1人あたりの医療費は600万円ほどになります。少子高齢化社会では病気にならない行動をしていかなくてはならないのです。

今後、診察を受ける医師や医薬品を買いに行く薬局は「患者が指定」することになっていきます。ちょっと体調が怪しいからとりあえず病院へ、が通用しなくなります。こんな軽い症状で病院にきてもらっては困る、と言われる時代になります。まさか、と思われるかもしれませんがそうなります。健康にお金はかかりますが、病気になるともっとお金がかかっていきます。処方せんで薬局に医薬品を「もらいに行く」から「買いに行く」という感覚が強くなります。今も医薬品は買っているのですが、安いのでもらいにいくという感覚です。近い将来、「この医薬品は保険が効きませんので5,000円になりますが、こちらの後発医薬品であれば1,000円です」という「どの医薬品を使うかも患者が選択」する時代です。全て「自己責任」という便利な言葉で国民に選択させる医療が目前に迫っていると認識しましょう。

健康でいることは、お金の心配を少しでも小さくすることでもあります。満足な医療を受けるためには健康維持にかかるお金に対し比べようもないくらいのお金がかかります。インスタント食品だらけの食生活で食費を抑えても、病気になってしまえばその何十倍もの費用がかかることを今から意識して、何を食べれば良いかを考え行動をしていきましょう。セルフメディケーションは広い視野を持つことも大切なことですね。

 

今日の実践
「現在の健康にかけている費用を、概算で良いので計算してノートに書く。これからも病院に世話にならないようにするためには、どのように健康を維持していけば良いか、項目ごとに考えて価格費用とともにノートに書く。今日からその項目を一つでも実行する。」

#抗がん剤#超高額医療費#細胞標的#使ってみないと分からない#セルフメディケーション#もっと健康にお金をかけよう#無糖の日#2025年問題#2020年問題

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