1537医療機関の情報開示姿勢

このブログは薬剤師である筆者がセルフメディケーションの本質は何か、健康とはどんな状態のことか、三日坊主で終わってしまわないための意識や心構え等、今の状態から少しでも成長したい変わりたいというあなたに向けた実戦型ブログです。

薬剤師は薬剤師法第1条の中で「国民の健康な生活を確保する」と明記されています。私はその薬剤師法第1条を実現する者として発信して参ります。

読んでわかった気になっているだけで、何も行動を起こそうとしない方、現状打破に情熱を注げない方は、このブログを読む時間が勿体無いですので、ほかのことに時間を活用してください。

最後に実践のためのお題を出しています。必ず紙のノートに書いてください。書くだけでなく実践も行ってください。実戦なくして成長なし、あなたの健康はあなただけのものではありません。あなたの周りの人の健康もよくするために実践者として経験を広めてください。

朝日新聞2018年7月24日(火)記事より

カルテコピー高額請求
1枚で5千円超も 病院間で格差

診療録(カルテ)のコピーを患者らが請求した際に求められる料金が、病院間で大きく違うことが厚生労働省の調査で分かった。対象となった全国の主要病院の2割近くは、白黒コピー1枚でも5千円以上かかる設定だった。厚労省は20日、自治体に通知を出し、実際の費用を積み上げて料金を決めるよう医療機関に周知するよう求めた。

中略

厚労省が昨年、高度な医療を提供する特定機能病院と大学病院の計87施設を調べると、白黒1枚の請求でも16%は手数料などで5千円以上になり、3千円台も15%あった。一方、67%は1千円未満で手数料がないか、低額だった。また、5%の病院は渡す際に医師の立ち会いが必須だった。そのために高額になるケースもある。通知では、医師の立ち会いを必須とするのは「不適切」としている。

厚労省の調査とは別に高額な料金を請求され、診療所に説明を求めると、大半が戻ってきたケースおある。大阪市の大学教授のKさん(57)は昨年3月、家族の障害年金申請のため、市内のクリニックにカルテ開示を求め、約10万8千円を請求された。カルテは約30年分で約400枚。コピー代は1枚270円かかっていた。

中略

市民団体「医療情報の公開・開示を求める市民の会」(大阪市)副代表は「病院側がいろんな条件をつけ、自分たちに都合の悪い開示請求をさせないための対応をしているように見えることもある」と語る。
自分の健康は自分で守るセルフメディケーション、医療は治療から予防へ、地域で情報を共有し適切な処置・対応をする形へ変わってきています。特にインターネットを用いた医療情報を医療機関等で共有する仕組みは、全国で250箇所以上に広がり、最適な医療のために活かされています。

検査値や病歴、処置歴、服薬歴など医療に関する記録は患者本人の持ち物です。そのため、いつでも確認したいときは患者本人が申し出れば渡さなければなりません。実際にカルテ請求をする方は少なく、仮にコピーをもらえたとしてもドイツ語で記載(30年くらい前の私の通っていた診療所の例)されていて読めない、という現実があります。

私は薬剤師なので、医師のカルテを見る機会はありません。薬局にも薬歴という服薬状況や薬剤師が患者さん等にお話しした内容(服薬指導)やアレルギー歴、家族構成などの情報を扱っています。患者さんから求められれば薬歴を開示する義務があります。私が勤めていた大学病院の門前薬局でも3年間で1度も薬歴を確認する方は、いらっしゃいませんでした。

これには大きな原因があり、薬歴の確認がいつでもできることを薬局側から発信していないことです。薬局のどこにも書いていないですし、ほかの薬局にも書いていません。同じことが病院にもいえます。病院にカルテはいつでもお見せすることができます、と書いていませんし、医師や看護師からも「カルテご覧になりますか?」とは言われないでしょう。患者さんもカルテは医師のものだから、覗くのもはばかれていると思います。

現在、250を超える地域医療情報ネットワークでカルテ情報を共有しているところは、ほぼありません。カルテ情報は医師の診断方針や癖、最新情報を取り入れているか、それとも昔ながらの診断を守っているか、など医師としてのアイデンティティーが丸裸になる情報です。それを他の医師や看護師、薬剤師等へ流すことはとても難しいと思います。

医療情報は患者さん本人のもの。かかりつけ医やかかりつけ薬局を推奨する現在、命を預ける医師を選ぶためにもカルテ情報を快く開示してくれて、説明もしてくれる医師に頼りたいですね。
今日の実践
「どのような時に、自分のカルテ情報を開示してもらいたいと思うか。ノートに書く。よく通う診療所・病院へカルテ開示請求をしたと仮定した場合、スムースに適切な手数料で開示されると思うか。ノートに書く。スムースに行ってもらえないかも、と思った場合、その理由を書く。」

#カルテ開示#手数料で誠意が見える#セルフメディケーション#カルテは患者のもの#薬歴も患者のもの#情報で身を守る時代#地域医療情報ネットワーク#電子カルテ#隠しているつもりはない

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中