1905 ラヒホイタヤ

このブログは薬剤師で武蔵野大学の講師(みなし)でもある筆者がセルフメディケーションの本質は何か、健康とはどんな状態のことか、三日坊主で終わってしまわないための意識や心構え等、今の状態から少しでも成長したい変わりたいというあなたに向けた実戦型ブログです。

 薬剤師は薬剤師法第1条の中で「国民の健康な生活を確保する」と明記されています。私はその薬剤師法第1条を実現する者として発信して参ります。

 読んでわかった気になっているだけで、何も行動を起こそうとしない方、現状打破に情熱を注げない方は、このブログを読む時間が勿体無いですので、ほかのことに時間を活用してください。

 最後に実践のためのお題を出しています。必ず紙のノートに書いてください。書くだけでなく実践も行ってください。実戦なくして成長なし、あなたの健康はあなただけのものではありません。あなたの周りの人の健康もよくするために実践者として経験を広めてください。

2019年7月12日金曜日 西日本新聞記事より

 資格は一つ 寄り添いは幅広く

 北欧フィンランドには「ラヒホイタヤ」という独自の国家資格がある。「そばでケアする人」という意味で、介護や看護、保育など保健医療福祉の分野にまたがる基礎資格だ。一人で複数分野の仕事をこなせるため人材の柔軟な活用ができるのが利点で、日本でも注目されている。現地でラヒホイタヤとして働くテーリカンガス里佳さんが一時帰国した際、話を聞いた。

 ライホイタヤは1993年、少子高齢化で人材不足が懸念される福祉人材の確保とサービスの質の向上を目的に誕生した。准看護師や保育助手、歯科助手、ホームヘルパーなど10領域の資格を統合したもの。日本と同様、各分野に専門性の高い資格はあり、そうした専門家を現場で広く支える役割を果たしている。

 里佳さんは現在訪問看護・介護が専門で、1日に10〜15件の高齢者宅を回る。1回の訪問は20分程度。オムツ交換、シャワー介助、食事の提供のほか、服薬管理や血圧チェック、インスリン投与の注射などを担当。訪問先や介護内容、利用者の体調などのデータはスマートフォンを通じて共有され、医師や看護師にも送られる。「自分の好きなペースで働くことができるし、裁量もあってやりがいがある。」

 「仕事が合わないな、と思ったら他の業種に気軽に挑戦できる」と里佳さん。転職の際、新たな専門分野の講座おを追加で受けるのが一般的で、働きながら通う人も多いという。「相手が子供でも高齢者でも障害者でも、ケアをするという本質は同じ。人材をうまく行かせる仕組みだと思う」と話す。

以上、中略、改変して転載。

 日本でも2015年に厚生労働省が保育や介護の資格統合を検討しましたが、導入は見送られた歴史があります。医療従事者の不足はすでに深刻で、介護施設の人材不足による倒産件数は過去最高を記録している事実があります。

 医療従事者は専門領域の数だけ必要で、地域医療包括ケアシステムで地域住民を支えるチームの人数が多くなりすぎている現状があると感じています。人数が多いほど情報の共有にはタイムラグや認識のズレ、人間関係の複雑さなどケアを円滑に進めるための調整事項が増えていきます。資格の統合によるケアへの参加人数の適正化は必要でしょう。オールラウンドプレイヤーが活躍できる環境をケアシステムに早期に導入することが求められています。

 ラヒホイタヤの10領域統合とは、准看護師、精神障害看護助手、歯科助手、保母/保育士、ペディケア士、リハビリ助手、救急救命士/救急運転手、知的障害福祉士、ホームヘルパー、日中保育士です。

 資格は働き方を限定させてしまいます。働き手が減少している日本では、資格が柔軟な働き方を制限しています。資格の統合はいわば資格のマルチ取得化、平日昼間は保育士として、夜間は救急運転手として、また異なる平日は准看護師として働く。マルチジョブのメリットとして、知識の活用度の拡大や時間管理スキルの向上など多くあります。働き方改革の本質ではないかと思います。

 資格はニーズや環境によって変化するものです。ずっと同じ要件で続くものではないと認識しましょう。世の中は変化し続けています。資格も当然変わるのです。変わらないものは無い、柔軟な議論で医療の働き方改革を実現していってほしいですね。

今日の実践
「今あなたが行なっている仕事とは全く異なる分野の仕事をすることになったとする。どんな仕事をするか、考えをノートに複数書いていく。その中から実際にやりたい仕事を実施してみる。」

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